■令和5年度町長施政方針 令和5年町議会定例会3月会議が、2月16日から3月16日までの29日間にわたり開催され、初日に高橋町長が令和5年度の施政方針演述を行いました。施政方針の要旨と新年度の町政における重点、総合計画に基づくまちづくり方針をお知らせします。 ◆町の未来を照らす課題解決への挑戦 [施政方針の要旨] 新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の災禍にあって、その治療や感染拡大の防止に携わる皆さま、そして私たちの暮らしを支えていただいている全ての皆さまに感謝します。 人間は生まれながらにして自由・平等であり、幸福を追求(ウェル・ビーイング)する権利を持っています。人が生を受けるということは、一人一人が大切な輝く命を頂くことです。一人一人は、無限に広がる可能性を秘めています。「産まれてきてくれてありがとう」「産んでくれてありがとう」といった、「ありがとう」の感謝の気持ちこそが幸せにつながります。一人一人の違いは個性であり、優劣や差別はあってはなりません。多様性を認め合い、理解し合うことが大事で、誰もが個性を持つ「人」として尊重され、生きがいを持ち、町民の皆さまが幸せになることを共に作り上げる必要があります。 このことをしっかりと踏まえ、本町においては町民の幸福追求のため一人一人の個性を輝かせるとともに、町が自立し発展していく、さまざまな施策を実施します。 今年度、重点的に取り組む5項目は、星形を連想させます。この取り組みが混沌とした世の中にあって、宮沢賢治が愛したこの南昌の地の夜空に一際大きく輝く星となり、その星が本町の未来を明るく照らすよう、「令和5年度ファイブスター作戦」と名付け、課題解決に向けた挑戦を進めます。 ◆新年度町政の重点 (1)共生で輝くいのちを守る取り組み ・認知症予防として加齢に伴うフレイルの予防施策の推進 ・ケアリングコミュニティ※の実現に向けた取り組み ※共に生き、相互に支え合うことができる地域のこと。 (2)住環境の整備 ・地域の活性化が期待される宅地開発の早期推進 ・町道など住まいの周辺環境の整備 ・各種制度の周知・利用促進による空き家の解消 (3)産業の活性化 ・産業振興センター設置に向けた取り組み ・企業誘致の推進による特に女性・若者の雇用創出 ・「エシカル消費※」を考慮した産業活動の周知啓発 ※倫理的消費。消費者が各自、社会的課題の解決を考慮したり、課題解決に取り組む事業者を応援しながら消費活動をすること。 (4)DX※の推進 ・マイナンバーカードによるオンライン手続きの利用促進 ・町民向け携帯端末用アプリケーションの開発 ※デジタルトランスフォーメーションの略で、デジタル技術を活用して生活や働き方などを変革すること。 (5)共創と近助によるまちづくり ・コミュニティ懇談会の開催による地域課題の洗い出し ・フューチャーデザインによる総合計画への町民の意見反映 ・まちづくりサポーターの育成