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[特集]パートナーシップandファミリーシップ 宣誓制度が始まりました

町民一人ひとりがお互いの意思と選択を尊重しながら、多様な個性や生き方、性のあり方を理解し合って生活できる町を目指し、10月2日から「町パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」を導入しました。法的な権利や義務は発生しませんが、誰もが大切なパートナーや家族と共に、自分らしく暮らせるよう、町として応援するものです。 制度の詳細は町ホームページへ ※二次元コードは本紙をご覧ください。 ■パートナーシップ 対象(全てに当てはまること): (1)双方または一方が性的マイノリティで、人生のパートナーとして日常生活で責任を持ち協力することを約束した二人。 (2)宣誓日に成年(18歳以上)である。 (3)双方または一方が町内在住。 (4)双方に配偶者がいない。 など ■ファミリーシップ 対象(全てに当てはまること): (1)上記の宣誓をした双方に加え、双方または一方の親または子。 (2)親または子が、パートナー双方または一方と生計が同一。 (3)親または15歳以上の子が含まれる場合、ファミリーシップ宣誓に本人の同意がある。 ■宣誓後に利用できること 宣誓後、町から宣誓書受領証・宣誓書受領証カードを交付します。それらを提示することで、町内で「パートナー」や「ファミリー」の皆さんが暮らしやすくなるよう、次のような行政サービスを利用できます。 ・パートナー、ファミリーの要介護認定制度の代理申請 ・宣誓した全員での町営住宅への入居の申し込み ※申し込み後に審査があります。 ■人それぞれの感じ方 多様性 理解していますか? 性的マイノリティの方は、身近に「いない」「会ったことがない」と思っている方も多いでしょう。 当事者は理解してもらえないことや差別を恐れ、身近な人に伝えられず、周りもその存在に気付きにくいことから、「特別な存在」「いないもの」とされ続けているケースがほとんどです。 誰もがありのまま受け入れられ、自分らしく生きられる社会にしていくことが大切です。自分自身や社会から偏見や差別的な意識をなくすため、性の多様性への理解を深め、思いやりを持った行動につなげましょう。 パンセクシュアル:相手の性の在り方を条件としない人 クエスチョニング:自分と恋愛対象の性を決めていない、分からない、模索している人 レズビアン:女性の同性愛者 ゲイ:男性の同性愛者 バイセクシュアル:両性愛者 トランスジェンダー:心と体の性が異なる人、性別に違和感をもつ人 アセクシュアル:恋愛感情などが他人に向かない人 エックスジェンダー:自分の性が男・女どちらでもある(ない)、場合によって変わる人 ■性の感じ方にはさまざまな形があります。 何気ない言葉や行動で身近な誰かを傷つけないために下の3点に気を付けましょう。 ○他人の性の暴露は絶対しない 他人の性に関することを本人の同意なく第三者に話すアウティングは、重大な人権侵害です。十分に注意しましょう。 ○さまざまな恋の形を理解する 誰もが異性を好きになると思い込んでいませんか。恋愛の話題に答えにくい、話したくない人もいることを理解しましょう。 ○差別的な言葉は使わない 「オカマ」「ホモ」などは差別的な言葉です。それを聞き不快に感じる人がいることを理解し、冗談でも使わないようにしましょう。 ■男女共同参画学習会 ワークライフバランスや働き方改革について学べます。 日時:12月1日(金)午後2時~午後4時30分 会場:町公民館 講師:村松直子氏(信幸プロテック)、佐々木護氏(NPO法人ファザーリング・ジャパン東北) 申し込み:11月30日(木)までに、役場文化スポーツ課(【メール】yahaba2850@town.yahaba.iwate.jp【電話】697-2161)へ。 ※メールは件名に「男女共同参画推進学習会参加希望」、本文に(1)氏名(2)年齢(3)住所(4)連絡先を記載 問合せ:役場文化スポーツ課 問い合わせ:役場文化スポーツ課生涯学習係 【電話】611-2851