豊岡地区は、岩手県岩手町北西部の標高400mの山間部に位置する小さな地区です。戦後、樺太から難を逃れた引揚者たちによって開拓されました。
気候は、山間部のため岩手町中心地より気温が平均2度ほど低く、夏は涼しく冬は雪が多く降り、積雪は50~60cmになります。
自然豊かな土地で、カモシカ・日本鹿・熊・狐・狸といった自然動物が頻繁に目撃され、最近では猪も目撃されています。地域付近では、西岳の伏流水が大木の根元から湧き出ており、水源地にはカジカ・サンショウウオが生息しています。
人口は、令和4年5月1日時点で32世帯54人で、うち18世帯が65歳以上の独居世帯となっており、高齢化率は約70%です。年齢別でみても、80代が最も多くなっています。

出典: 豊岡地区自治振興会 「高齢化が進む豊岡集落の現状(令和4年5月6日)」